講演情報

[24a-12E-8]放射線起因バーンアウトによる破壊痕におけるキャパシタの容量の影響

〇中本 耀1、古田 潤1、小林 和淑1、藪内 美智太郎2、熊代 成孝2 (1.京都工芸繊維大学、2.ルネサスエレクトロニクス株式会社)

キーワード:

シングルイベントバーンアウト

電気自動車の普及に伴い,パワーデバイスの需要が増加し,信頼性向上のためには放射線対策が不可欠である.特に,放射線による永久故障の一種であるSEB(Single Event Burnout)に着目し,異なるキャパシタ容量(15μFから1nFまで)で測定回路を用いてSi IGBTのSEBによる破壊痕を評価した.キャパシタ容量が小さいほど破壊痕が小さくなった.これは減少した電荷がSEBに寄与するためである.今後は,他の手法を用いて破壊痕を抑制できるかを検討する.