講演情報
[24a-12H-6]Ga添加によるAlNへのSc固溶量の増加とその強誘電性および圧電性への影響
大田 怜佳1、安岡 慎之介1、中村 美子1、岡本 一輝1、原 浩之2、正能 大起2、上岡 義弘2、召田 雅実2、〇舟窪 浩1 (1.東工大 物質理工学院、2.東ソー株式会社)
キーワード:
(Al, Ga, Sc)N
c軸方向に一軸配向したウルツ鉱構造を有する (Al,Sc)N膜は、その強誘電性および圧電性から精力的に研究されている。これら特性はSc/(Al+Sc)比の増加に伴って分極反転の抗電界(Ec)の減少や圧電性の向上が報告されている。従って、ウルツ鉱構造を維持しながらSc/(Al+Sc)比の固溶量を増やすことが特性向上には重要である。しかし、(Al,Sc)N膜では、Sc/(Al+Sc)比が0.45を超えてウルツ鉱構造を安定化させることは一般的には難しい。本研究では、Gaを添加し、(Al,Ga)Nとすることで、Scの固溶量の増加を試みたので報告する。