講演情報
[24a-52A-7]酸素イオン注入n型GaNで観測される実効ドナー密度変動と長い捕獲時定数を持つトラップの関係性
〇林 慶祐1、堀田 昌宏1,2、田中 亮3、高島 信也3、上野 勝典3、須田 淳1,2 (1.名大院工、2.名大未来研、3.富士電機)
キーワード:
パワーデバイス,点欠陥評価
酸素イオン注入したn型GaNにおいて, 捕獲時定数が極めて大きいトラップが存在し, このトラップの捕獲・放出により実効ドナー密度ND,netの深さ分布が変動する現象を発見した. 確認されたND,netの変化量とトラップ密度は概ね一致しており, 酸素イオン注入をしていない試料ではND,net分布の変化は観測されなかった. また, トラップの捕獲時定数は4700 sであり, 一般的な電子トラップに対して極めて大きいと判明した.