講演情報

[24p-12G-6]高電子熱伝導率LaNiO3薄膜を活性層とする全固体熱トランジスタの作製

〇(M1)吉村 充生1、李 好博2、卞 志平1、ジョン アロン3、曲 勇作3、田中 秀和2、太田 裕道3 (1.北大院情報、2.阪大産研、3.北大電子研)

キーワード:

熱トランジスタ,熱伝導率,LaNiO3

電気化学的に活性層の熱伝導率をon/off切換える「熱トランジスタ」は、熱のディスプレイなどの熱マネジメントデバイスとして期待されている。我々は2023年にSrCoOx薄膜を活性層とした世界初の全固体熱トランジスタを実現したが、熱伝導率の変化幅が2.8 W m-1 K-1しかないという問題があった。本研究では、on状態の時に高い電子熱伝導率が期待されるLaNiO3薄膜を活性層とすることで、熱導電率の変化幅が4.3 W m-1 K-1の全固体熱トランジスタの作製に成功した。