講演情報
[25a-12B-8]誘導ラマン効果による非線型動的光散乱法の実験的検証
〇(PC)瀬戸 啓介1、小林 孝嘉2、徳永 英司1 (1.東理大、2.台湾陽明交通大)
キーワード:
誘導ラマン効果,動的光散乱,相関分光法
動的光散乱法(DLS)は屈折率揺らぎに基づき,コロイド系の拡散定数を評価する.拡散定数から微粒子径やドリフト速度,ゲルの相関長などを分析できる.しかし,DLSは化学構造の違いに鈍感で,夾雑な系での特定の分散質や,分散質間の相互作用の分析は困難である.そこで我々は分子振動を反映する誘導ラマン効果に基づく非線型動的光散乱法を提案した.本講演では,既知の微粒子分散液の評価を通して,本方法を実験的に検証する.