講演情報

[25p-61B-4]金属元素が窒化ホウ素膜中のsp3結合形成に及ぼす影響

〇朝本 雄也1,5、野間 正男2、長谷川 繁彦3、山下 満4、占部 継一郎1、江利口 浩二1 (1.京大院工、2.神港精機、3.阪大産研、4.兵庫県立工技センター、5.学振特別研究員)

キーワード:

窒化ホウ素,sp3結合,ドーピング

窒化ホウ素(BN)はsp結合状態・構造により特性が大きく変化する魅力的材料である.我々は,膜中のsp結合構造を高度に制御可能な反応性プラズマ支援成膜(RePAC)法というBN成膜手法を提案してきた.一方で,RePAC法ではプラズマ源中の熱フィラメントに由来するタングステン(W)が混入する.我々は,W導入に伴うsp2-BN膜の光学特性変化を報告してきた.本研究では,W導入がBN膜中のsp3結合形成に及ぼす影響を解析する.