講演情報
[7a-N303-9]溶液プロセスを用いたCu4I4(CH3SCH3)3単結晶の作製とシンチレーション特性調査
〇権田 樹1、山林 恵士1、中内 大介1、加藤 匠1、河口 範明1、柳田 健之1 (1.奈良先端大)
キーワード:
シンチレータ、単結晶、溶液法
シンチレータは高エネルギーの電離放射線を,可視光・紫外光などの低エネルギー光子に即時変換する蛍光体材料である.当該材料は光センサーと組み合わされることで,放射線のリアルタイム計測が可能なシンチレーション検出器として幅広く利用されている.その応用先は,医療,セキュリティ,高エネルギー物理学実験など多岐にわたる.本研究では,高い化学的安定性と,高発光量を示すシンチレータの開発を企図し,Cu4I4クラスターを有する有機無機ハイブリッド材料であるCu4I4(CH3SCH3)3単結晶を液液拡散法にて作製し,放射線誘起蛍光特性の調査を行った.