講演情報

[7p-N303-16]Eu添加Na2BaCa(PO4)2セラミックスが呈するラジオフォトルミネッセンス現象

〇(M1)松永 拓己1、白鳥 大毅1、岡田 豪2、木村 大海3、福地 裕1、柳田 健之4 (1.東京理科大、2.金沢工大、3.産総研、4.奈良先端大)

キーワード:

ラジオフォトルミネッセンス、セラミックス、ドシメータ

ラジオフォトルミネッセンス(RPL)は放射線誘起発光現象の一つであり、近年では放射線量計測用途だけにとどまらず、光記憶素子や高解像度放射線イメージングなどの幅広い分野での応用が期待されている。さらに、RPLを用いた線量計は、熱蛍光や輝尽蛍光を利用した線量計と比較したとき、被曝情報を保持したまま読み出しを行える点で優位性がある。このような優れた機能を有している一方で、RPLを発現する材料の報告例はさほど多くなく、より優れた特性を示す材料探索を行う余地がある。本研究では新たにEuを添加したNa2BrCa(PO4)2セラミックスがRPL現象を示すことを明らかにし、その詳細なRPL特性について検討・評価を行ったので報告する。