講演情報

[7p-N406-8]Csインターカレーションした風化黒雲母のSi K吸収端 EXAFS 解析

〇(M2)馬酔木 ゆめの1、早川 虹雪1,2、本田 充紀2、小田 将人3、籔田 莉名3、石井 宏幸4、村口 正和1 (1.北海道科学大学、2.原子力研究開発機構、3.和歌山大学、4.筑波大学)

キーワード:

風化黒雲母、インターカレーション、EXAFS解析

本研究では、風化黒雲母(WB)に対し、溶融塩法を用いてインターカレーションを行い、Cs⁺を5.07 wt %まで吸着させたWB試料を作製した。Si K吸収端EXAFS(1810–2110 eV)の測定・フーリエ変換解析を行い、約1.5 Å付近のSi–O結合ピークを観測し、Cs吸着に伴う局所構造変化が示唆された。Cs未吸着試料との比較から、Cs⁺インターカレーションがWBを構成するSi周辺の結合に与える影響を定量的に評価し、その吸着メカニズムとの関連性について報告する。