講演情報
[8a-N303-4]回転磁場下における(Y₁₋ₓDyₓ)Ba₂Cu₃O₇の配向挙動
〇木村 史子1、福山 風人1、カハガッラ パモーダピユマーリ1、アーメド ムハンマドアフィク1、堀井 滋1 (1.京都先端科学大学・工)
キーワード:
超伝導体、磁場配向、回転磁場
90 K級の高い臨界温度を持つYBa₂Cu₃O₇(Y123)は液体窒素温度で超伝導性を示すため、冷却コストの面でも有利であり応用面で非常に有望である。Y123を含むREBa₂Cu₃O₇(RE123、RE:希土類元素)は層状構造を持つため、粒界間での高い超伝導性を維持するには、c軸の配列及びa軸およびb軸配向が必要である。本研究では、回転磁場を用いた磁化困難軸の配向を試み、Y123に対するDyドープ量の違いが磁化率異方性に与える影響を検討した。