講演情報

[8p-N102-5]自発活動を利用した脳の臨界計算

〇高橋 宏知1 (1.東大情理)

キーワード:

脳、可塑性

脳は、外部からの入力を得なくても、常に自発活動を示す。著者らは、臨界脳仮説に基づき、自発活動の機能的役割は脳の臨界状態(秩序と混沌の相転移点)を形成し維持することと考えた。本研究では、臨界性は、適切なノイズレベルと特定の発火タイミング依存的可塑性(STDP)のもとで安定化されると考え、この仮説をスパイキングニューラルネットワーク(SNN)シミュレーションと神経細胞の分散培養系の生理実験で検証した。