講演情報
[9a-N104-5]海底電磁場計測による巨大地震・津波発生メカニズムの解明
〇市原 寛1 (1.名古屋大)
キーワード:
海底、地震、電位差計測
主に自然由来の磁場と誘導電流を利用し、地下の電気伝導度分布を推定する物理探査手法をMagnetotelluric (MT)法という。本発表では、海域でのMT法観測に焦点を当て、2011年東北沖地震や南海トラフ地震発生域などで得られた地下の電気伝導度分布を示し、それらと地震発生との関係性を論じる。また、MT法観測中計測された津波起源の電磁場変動が2011年東北沖地震の巨大津波発生メカニズム解明に貢献した研究事例についても紹介する。