講演情報
[9p-N304-9]周波数固定型トランズモン量子ビットにおける多ラウンド繰り返し符号の実装と論理エラー率の評価
〇隅田 土詞1、フィーリョ ニュートン2、小川 和久2、町野 明徳1,2、塩見 英久1,2、宮永 崇史2、伴 昂一郎2、松田 亮2、大平 龍太郎1、森榮 真一1,2、小池 惠介3、三好 健文1,2,3、栗本 佳典1、杉田 祐也1、伊藤 陽介1、鈴木 泰成4、スプリング ピーター4、田渕 豊4、玉手 修平4、中村 泰信4,5、根来 誠1,2 (1.キュエル、2.大阪大学、3.イーツリーズ・ジャパン、4.理研、5.東京大学)
キーワード:
超伝導量子ビット、量子誤り訂正
固定周波数のトランズモン量子ビットは、制御配線が単純になるという利点があり、大規模な量子コンピュータシステムの有望な候補である。このシステムでCNOTゲートを実現するには、量子ビットへのマイクロ波のみを用いた交差共鳴照射が必要となるため、制御量子ビット周辺のクロストークが避けられない。これらの課題に対しては、周辺の量子ビットへの影響を考慮したスケジューリングやダイナミカルデカップリングの挿入といったパルスレベルの最適化技術が有効である。
本研究では、これらの手法を採用した上で、符号距離3のビット反転繰り返し符号について多ラウンドの測定を実装し、ラウンドごとの論理エラー率と量子ビットの平均縦緩和時間との比較を行なった。本発表ではこれらの結果と将来の展望について報告する。
本研究では、これらの手法を採用した上で、符号距離3のビット反転繰り返し符号について多ラウンドの測定を実装し、ラウンドごとの論理エラー率と量子ビットの平均縦緩和時間との比較を行なった。本発表ではこれらの結果と将来の展望について報告する。