講演情報
[15p-SL_101-9]GaN上スパッタエピタキシャル成長NbAlN薄膜のX線分光測定による表面酸化状態評価
〇佐々木 洸1、武田 崇仁1、棟方 晟啓1、小林 正起1、藤森 淳1、奥田 朋也2、黒木 颯太2、小林 篤2、前田 拓也1 (1.東大、2.東京理科大)
キーワード:
NbAlN、X線分光法、表面酸化
NbAlN薄膜をスパッタリング法によってGaN上に成長させ,X線光電子分光法(XPS)およびX線吸収分光法(XAS)を用いて化学結合状態を調べ,その表面酸化状態を評価した.XPS Nb 3dスペクトルでは,入射光のフォトンエネルギーの小さな測定ほど結合エネルギーの高い成分が相対的に増加したことから,試料表面約1–2 nmで顕著に表面酸化したことが示唆される.Nb組成の増加に伴い結合エネルギーの高い成分が相対的に減少したことから,NbはAlよりも酸素親和性が低く,Nb組成が高いほど表面酸化を抑制できる可能性が示唆される.Nb M端のXASスペクトルは,Oh対称性を反映しており,試料表面のNb周りはOh対称性を有する立方晶のような構造であることが示唆される.
