講演情報

[YAS-1]流体力学解析によるダウン症児の鼻腔通気障害の解明

野田 万由 (徳島大学大学院 医歯薬学研究部 小児歯科学分野)
〇NODA MAYU, Department of Pediatric Dentistry, Graduate School of Biomedical Sciences, Tokushima University, Tokushima, Japan
徳島大学歯学部を2024年3月に卒業し、現在は徳島大学大学院医歯薬学研究部 小児歯科学分野に所属している。小児歯科・障害者歯科を専門とし、日々の臨床と研究を通じて子どもたちや障害のある方の口腔健康の向上に取り組んでいる。学部在学中には日本小児歯科学会学部学生優秀賞を受賞し、大学院進学後も研究を継続、第63回日本小児歯科学会大会において流体力学解析を用いた研究で若手最優秀表彰を受けた。2025年にはインドネシアの2大学で研究発表と講演を行い、国際的にも視野を広げている。
学部学生の頃から「視野を広げる」ことを大切にし、幅広い活動に取り組んできた。歯科業界のキャリア啓発マガジンにて学生エディターを務め、文章を通じた発信力や言葉の力を学んだ。また、社会勉強を目的にイノベーションベースでアントレプレナーシップを学び、地域創生や行政との関わりを知るため2022年にはボランティアプロジェクトに参加、2023年度からは徳島県若者回帰アンバサダーとして地域振興活動にも携わっている。
さらに、全国の若手歯科医師や歯学部学生が中心となり活動する、お口サークルという団体に所属し、地域の親子を対象とした口腔啓発活動やクラウドファンディングによる絵本制作、歯科業界の交流促進に取り組んでいる。2024年には徳島県初の障害児支援に特化した認可保育園において、口腔の啓発イベントを企画・実施し、リーダーとして活動を牽引した。
本講演では、若手だからこその先入観のない視点や大きな夢を率直にお伝えし、同じ志を持つ仲間と未来を語り合い、視野を広げるきっかけとしたい。障害のある方やその家族が安心して暮らせる社会の実現に向け、臨床・研究・社会活動のすべてを通じて歩みを進めていきたいと考えている。

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