講演情報

[2H-08]若い世代における現在の生活習慣病予防や改善を意識した食生活の実践状況と学童期の食生活との関連

〇横路 三有紀1、吉井 美奈子2、設樂 馨2、脇本 景子2 (1. 武庫川女子短大、2. 武庫川女子大)
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キーワード:

学童期の食生活、健康的な食生活、若い世代、因子分析

【目的】本研究は、若い世代における生活習慣病予防や改善を意識した食生活の実践状況と学童期の食生活に関する因子との関連を明らかにすることを目的とした。【方法】本研究はYahoo!クラウドソーシング登録者500名(男性250名、女性250名)を対象にインターネット調査を利用した横断研究である。学童期の食生活、現在の生活習慣病予防や改善を意識した食生活の実践等について分析をおこなった。調査分析には、SPSS ver.26を使用した。また、実践内容や実践していない理由については、自由記述データを用いて、質的分析を行った。【結果】学童期の食生活を因子分析したところ、「充実した食事」「食育機会」「食事づくりや片付けの経験」「簡便な食事」「規則正しい食生活」「偏食」「食生活の共有経験」が抽出された。分析の結果、生活習慣病予防や改善を意識した食生活の実践状況と学童期の「充実した食事」、「食育機会」との関連が示された。自由記述より分析した結果、生活習慣病の予防や改善を意識した食生活の実践内容としては「減塩」「野菜摂取」、「栄養バランス」が多くみられ、実践しない理由としては、「面倒」「必要性がない」「好きなものを食べたい」が多く挙げられていた。【結論】現在の生活習慣病予防や改善を意識した食生活の実践状況と学童期の「充実した食事」「食育機会」との関連が示唆された。 本研究は科研費(21K02343)の助成を受けたものです。