講演情報
[2H-09]色と容器の形状が飲料選択に及ぼす影響
〇森山 三千江1、山本 淳子2、熊崎 稔子2 (1. 愛知学泉大、2. 愛知学泉短大)
キーワード:
飲料の色、グラスの形状、食品の選択
目的 近年、SNSの普及に伴い、色鮮やかな飲食物が話題になることが多くなっている。本研究は飲料の色に着目し、好みの色が飲料としても好まれるのか、また、容器の形状によって嗜好が左右されるかを調査し、飲料選択の際の参考資料とすることを目的とした。
方法 アンケートはGoogle Formを使用し、10代未満から60代以上の157名を対象として行った。赤、黄、橙、黄緑、緑、青、紫、黒、茶の9色から好みの色とその9色の液体が入ったコップとカクテルグラスのそれぞれの写真から飲んでみたいものと飲みたくないものをそれぞれ3つずつ選択させた。その結果から年代別で好みの色と好みの飲料の色を明らかにし、さらに両者における相関関係を追跡した。また、青と茶については写真で提示した飲料の中身を予想させた。
結果及び考察 年代によって好みの色は異なり、30代以上では青色、以下では紫色が最も好まれた。一方、飲料としては黄色や赤色が好まれ、黒色は好まれなかった。色として好まれた青色は、飲料としてコップとカクテルグラスでは飲みたくない色として順位に差があり、容器の形状によって嗜好の変化がみられた。また、青や茶色の飲料の中身の予想は器によって異なり、コップの茶色はお茶が多く、カクテルグラスは青も茶色もアルコールであった。以上のことから飲料の選択では色や容器の形状によって好ましさが変化するため、器と中身の組み合わせを考慮する必要性が示唆された。
方法 アンケートはGoogle Formを使用し、10代未満から60代以上の157名を対象として行った。赤、黄、橙、黄緑、緑、青、紫、黒、茶の9色から好みの色とその9色の液体が入ったコップとカクテルグラスのそれぞれの写真から飲んでみたいものと飲みたくないものをそれぞれ3つずつ選択させた。その結果から年代別で好みの色と好みの飲料の色を明らかにし、さらに両者における相関関係を追跡した。また、青と茶については写真で提示した飲料の中身を予想させた。
結果及び考察 年代によって好みの色は異なり、30代以上では青色、以下では紫色が最も好まれた。一方、飲料としては黄色や赤色が好まれ、黒色は好まれなかった。色として好まれた青色は、飲料としてコップとカクテルグラスでは飲みたくない色として順位に差があり、容器の形状によって嗜好の変化がみられた。また、青や茶色の飲料の中身の予想は器によって異なり、コップの茶色はお茶が多く、カクテルグラスは青も茶色もアルコールであった。以上のことから飲料の選択では色や容器の形状によって好ましさが変化するため、器と中身の組み合わせを考慮する必要性が示唆された。