講演情報
[2K-03]AI技術を利用した繊維製品のしわ外観の等級判定
〇淺海 真弓1、長浜 小春2、遠藤 祐里3、森 俊夫4 (1. 鹿児島県立短大、2. 岐阜女大、3. ボーケン品質評価機構、4. 東京家政大)
キーワード:
AI技術、視覚的特徴、しわ外観、ディープラーニング、等級判定、目視判定
目的 本研究では,しわ外観を目視評価する従来の試験方法に代わり,AI技術を活用した判定方法を提案する.形態を評価するパラメータである同時生起特徴量と目視判定値を学習用データとして用いて,ディープラーニングにより,洗濯しわの等級判定について検討した.
方法 画像解析により,角二次モーメント(ASM),コントラスト(CON),相関(COR)およびエントロピー(ENT)の特徴量を求めた.洗濯後の試料は,目視判定の等級値に応じて,等級値1.0(クラス0:C0),2.0(C1),3.0(C2),3.5(C3),4.0(C4),4.7(C5)に分類した.各試料から21枚の画像を切り出し,特徴量の増加量を求めた.これらの画像の80%を学習用に,20%を学習時の検証用に選びトレーニングを行った.その後,未知試料のしわについて等級判定を行った.
結果 入力値には洗濯前後のASM,CON,CORおよびENTの差を,出力値にはクラスを使用した.学習過程では,入力層に4ユニット,中間層に100ユニットの5層反復を設定し,出力層に6ユニットの全結合のプロジェクトで,アクティブ関数としてReLU関数を使用した.バッチサイズを4に設定し,最適化を2000回繰り返した場合のトレーニング結果では,正答率や適合率を1.0付近までに高めることができた.この評価モデルを用いたニューラルネットワークで未知試料の評価が十分実現可能であることが確認できた.
方法 画像解析により,角二次モーメント(ASM),コントラスト(CON),相関(COR)およびエントロピー(ENT)の特徴量を求めた.洗濯後の試料は,目視判定の等級値に応じて,等級値1.0(クラス0:C0),2.0(C1),3.0(C2),3.5(C3),4.0(C4),4.7(C5)に分類した.各試料から21枚の画像を切り出し,特徴量の増加量を求めた.これらの画像の80%を学習用に,20%を学習時の検証用に選びトレーニングを行った.その後,未知試料のしわについて等級判定を行った.
結果 入力値には洗濯前後のASM,CON,CORおよびENTの差を,出力値にはクラスを使用した.学習過程では,入力層に4ユニット,中間層に100ユニットの5層反復を設定し,出力層に6ユニットの全結合のプロジェクトで,アクティブ関数としてReLU関数を使用した.バッチサイズを4に設定し,最適化を2000回繰り返した場合のトレーニング結果では,正答率や適合率を1.0付近までに高めることができた.この評価モデルを用いたニューラルネットワークで未知試料の評価が十分実現可能であることが確認できた.