講演情報
[2K-07]生活重視の価値観を育成する家庭科学習の一考察
〇大本 久美子1 (1. 大阪教育大)
キーワード:
家庭科、生活、価値観
目的:生活を学習対象とする家庭科では、これまでも、持続可能な家庭生活、消費生活のあり方を問題解決的に考えてきた。また「なすことによって学ぶ教科」として実践的な学習も重視してきた。単に衣食住の知識や技能を習得するだけでなく、それらを自らの生活に活用し、家族への思いやりや主体的に生きる力や家庭生活を大切にする豊かな心情を育成することが教科の目標になっている。しかしながら、学んだことを実生活に活かして主体的に生きることの重要性や家庭生活重視の価値観をどのように育むかについては明確に示されていない。そこで本研究では、それらの育成に焦点を当てた家庭科の学習内容及び方法を検討する。
方法:「なすことによって学ぶ」という実践的な学習の意義と「生活」の重要性は、これまでどのように育成されてきたか、先行研究を整理する。そのうえで「生活重視」の価値観の育成を意識した家庭科学習を考案する。
結果:家庭科の本質に即した学習を小中高の家庭科の授業でどのように体系的に実施するのがよいか、具体的な学習を考案した。ガイダンス授業で「生活意識」や「生活行動」の具体を認識し、家庭生活の意味を考えさせる。また衣食住の具体のみではなく、心やとき、場なども含んだ生活の営み全体に目を向け、生活主体として生活を総合的にとらえることによって、家庭生活の重要性に気づかせたい。
方法:「なすことによって学ぶ」という実践的な学習の意義と「生活」の重要性は、これまでどのように育成されてきたか、先行研究を整理する。そのうえで「生活重視」の価値観の育成を意識した家庭科学習を考案する。
結果:家庭科の本質に即した学習を小中高の家庭科の授業でどのように体系的に実施するのがよいか、具体的な学習を考案した。ガイダンス授業で「生活意識」や「生活行動」の具体を認識し、家庭生活の意味を考えさせる。また衣食住の具体のみではなく、心やとき、場なども含んだ生活の営み全体に目を向け、生活主体として生活を総合的にとらえることによって、家庭生活の重要性に気づかせたい。