講演情報
[2K-08]大学生の衣生活の現状と洗濯の課題から教育プログラムの提案
〇大矢 幸江1、薩本 弥生2 (1. 昭和学院短大、2. 横浜国立大)
キーワード:
大学生の衣生活、洗濯の現状、教育プログラム
目的:成人年齢引き下げで大学生には成人としての自覚、自立した生活実践が求められる。学生は衣生活について小中高の家庭科で学習している。本研究では洗濯に焦点を当て学生の衣生活の実態と課題を明らかにする。さらに快適で環境に配慮した衣生活の知識の定着と、重視したい洗濯様式を考えさせる教育プロブラムを提案する。
方法:2020年、2022年度の教育学部1年生を対象として洗濯授業の前後に洗濯及び自立した衣生活に関するアンケートを実施した。授業では洗浄率への洗剤濃度や洗液温度の寄与を評価する実験を行い、授業後、各家庭での洗濯実態調査と洗浄率評価課題を課した。アンケートと課題レポートの解析から学生の実態と課題を明らかにし、教育プログラムを検討する。
結果:洗濯機は年度による差はなくパルセータ式がドラム式より多い。一方、洗剤は粉末から液体への移行が見られる。自宅生が自分で洗濯する割合は低く、下宿生より衣生活全般で自立度が有意に低い。衣服の修繕では性差が見られ有意に男子の方が低い。洗濯の洗浄率は自分でする洗濯より母親が行っている方が高かった。課題で洗浄効果、節水、時間効率などを学習した後に将来使用したい洗濯機や洗剤と理由を記載させた結果、忙しい生活には時短や便利さを優先した方法を選択したい、今慣れている方法を継続したいとの回答が多かった。最後に自身の洗濯様式や子どもに学ばせたい内容について考えさせる授業プログラムを提案する。
方法:2020年、2022年度の教育学部1年生を対象として洗濯授業の前後に洗濯及び自立した衣生活に関するアンケートを実施した。授業では洗浄率への洗剤濃度や洗液温度の寄与を評価する実験を行い、授業後、各家庭での洗濯実態調査と洗浄率評価課題を課した。アンケートと課題レポートの解析から学生の実態と課題を明らかにし、教育プログラムを検討する。
結果:洗濯機は年度による差はなくパルセータ式がドラム式より多い。一方、洗剤は粉末から液体への移行が見られる。自宅生が自分で洗濯する割合は低く、下宿生より衣生活全般で自立度が有意に低い。衣服の修繕では性差が見られ有意に男子の方が低い。洗濯の洗浄率は自分でする洗濯より母親が行っている方が高かった。課題で洗浄効果、節水、時間効率などを学習した後に将来使用したい洗濯機や洗剤と理由を記載させた結果、忙しい生活には時短や便利さを優先した方法を選択したい、今慣れている方法を継続したいとの回答が多かった。最後に自身の洗濯様式や子どもに学ばせたい内容について考えさせる授業プログラムを提案する。