講演情報

[2L-09]着装シミュレーションを利用した着装時の3Dモデル体型とデザインイメージの特徴分類

〇増田 智恵1、酒井 梨帆1、水谷 萌乃 1 (1. 椙山女学園大学)
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キーワード:

着装シミュレーション、3D人体モデル、デザインイメージ、クラスタ分類

目的】個別体型に対応した衣服情報の提供が望まれる。近年骨格体型からデザイン選択へのアドバイスが見られる。骨格の違いによる体型差の具体的な数値的分類情報は十分とはいえない。本研究では成人女子の広範囲な年齢1210名の人体形状情報をもとに,倫理的にも利用可能な体型別の仮想的3次元モデルを生成し,各モデル体型と服の着装時のデザインイメージに関して検討した。 【方法】1. 調査期間 2022年11月~12月,2.調査方法 5体型別3次元モデルとそのモデルに50種類のデザインの服を仮想試着した画像をスライドに表示し,アンケートにより調査,3.調査対象者 20代前半の女子大生33名,4.質問項目 基本属性および着装時の体型イメージ9項目・服のイメージ5項目に関してSD法による5段評価を実施,5.分析 基本統計と多変量解析をSPSSにより処理。【結果】1.着装時の体型と服のデザインイメージの合計70項目(14項目×5体型)を用いて主成分分析を行い,固有値1以上で第7主成分を抽出した(累積寄与率92.185%)。2.4つの主成分得点(累積寄与率82.803%)を用いてWord法によるクラスタ分析を行い, 9クラスタに分類した。着装時の5つの体型に関係なくスタイルや服のイメージの高低が共通するグループ,着装時の体型に関係した部位別イメージのグループなどが抽出された。各グループの評価に対応するデザインの服の特徴を求めた。