講演情報
[2M-03]子どもを対象とした洪水の経験を伝承する防災ワークショップ
〇田中 麻里1 (1. 群馬大)
キーワード:
住環境、洪水、経験共有、郷土かるたトランプ、防災教育
目的 防災教育においては、災害の危険性に注目するだけではなく、自然の恩恵を享受しながら、自分が住む地域への愛着や誇りを持ち、災害時には主体的に避難できるようにすることが大切である。学習指導要領においても過去に起こった災害を扱うことが明記されており、身近な地域の災害について知り、自分ごととして捉えることが重要である。本研究では、洪水に対応してきた暮らしについて理解を深め、自ら伝えたいと思う地域の良さや先人の洪水対応について紹介するカードを制作するワークショップを企画実施し、その効果を検証することを目的とする。
方法 群馬県板倉町において、板倉町と洪水時の生活の工夫について紹介した後、実際に洪水時に避難場所となる水塚の見学を行いながら生活の工夫について居住者から話を聞き、あらかじめ洪水を想定した地域の暮らしを紹介するかるたカードの制作を行った。参加者に感想シートに記入してもらい分析を行った。
結果 板倉町では洪水に備えて各家で揚舟を用意し、水塚を建設するなど対応を行ってきており、町内には多く残っているが、子どもたちの認知度は低かった。WSに参加した子どもたちは、初めて実物を見る機会を得て、さまざまなことに気づき、実感を持って理解していた。また、町のことをたくさん知れてよかったという意見も見られ、自分の住む地域へ関心を向けることについても一定の効果が見られた。
方法 群馬県板倉町において、板倉町と洪水時の生活の工夫について紹介した後、実際に洪水時に避難場所となる水塚の見学を行いながら生活の工夫について居住者から話を聞き、あらかじめ洪水を想定した地域の暮らしを紹介するかるたカードの制作を行った。参加者に感想シートに記入してもらい分析を行った。
結果 板倉町では洪水に備えて各家で揚舟を用意し、水塚を建設するなど対応を行ってきており、町内には多く残っているが、子どもたちの認知度は低かった。WSに参加した子どもたちは、初めて実物を見る機会を得て、さまざまなことに気づき、実感を持って理解していた。また、町のことをたくさん知れてよかったという意見も見られ、自分の住む地域へ関心を向けることについても一定の効果が見られた。