講演情報
[2N-05]フローリングの評価と選択を取り入れた高校家庭科住生活領域の授業提案Iフローリングの機能性評価試験
〇東原 貴志1、佐藤 ゆかり1、山本 悠哉1、悦内 駿太1、中野 千栄子2、佐藤 正直3、村田 功二4、児嶋 美穂5、井上 真理子6、保坂 路人7、石黒 成紀7、伊藤 圭7 (1. 上教大、2. 柏崎翔洋中等、3. 北教大、4. 京大、5. 森林総研、6. 森林総研多摩、7. 大建工業)
キーワード:
高等学校、家庭基礎、住生活領域、フローリング、授業実践、機能性評価
目的
家庭科住生活領域では、実践的・体験的学習活動のあり様やその充実に関する課題が指摘されており、効果的な授業開発が求められる。特に高校「家庭基礎」では、標準履修2単位での授業展開が課題であり、それは住居の機能性や適切な住居の計画・管理等の学習でも同様である。 本研究では、実践的・体験的学習活動を組み込んだ住生活領域と消費生活領域の横断的授業を構想・実践した。生徒の関心が高い、生活居室の内装である木質フローリングを取り上げた。使用される木材の直観的評価からはじまり,分析的評価を行った後、総合的に評価するものであった。本研究では、フローリングに要求される性能を分析するための実験的手法を開発し,授業実践した。
方法
N県立K中等教育学校5年生(2クラス計50名)を対象とし,家庭基礎(55分間)の授業を行った。供試材料として,オーク材の無垢フローリングと複合フローリング(D社製,表面WPC処理有と無の2種類)を使用した。JIS試験等を簡略化した機能性試験として,鉛筆硬度試験,墨汁防汚試験および醤油防汚試験,鉄球落下試験,鋼球移動試験の5種類を行った。その後,デジタル顕微鏡でフローリングの断面構造の観察を行い,機能性試験の結果との関係について考察させた。
結果
生徒は機能性試験の結果と断面構造の観察により,表面塗装の有無が防汚性に関係すること,WPC処理の有無が耐傷性に影響を及ぼすことなどを理解していたと考えられた。
家庭科住生活領域では、実践的・体験的学習活動のあり様やその充実に関する課題が指摘されており、効果的な授業開発が求められる。特に高校「家庭基礎」では、標準履修2単位での授業展開が課題であり、それは住居の機能性や適切な住居の計画・管理等の学習でも同様である。 本研究では、実践的・体験的学習活動を組み込んだ住生活領域と消費生活領域の横断的授業を構想・実践した。生徒の関心が高い、生活居室の内装である木質フローリングを取り上げた。使用される木材の直観的評価からはじまり,分析的評価を行った後、総合的に評価するものであった。本研究では、フローリングに要求される性能を分析するための実験的手法を開発し,授業実践した。
方法
N県立K中等教育学校5年生(2クラス計50名)を対象とし,家庭基礎(55分間)の授業を行った。供試材料として,オーク材の無垢フローリングと複合フローリング(D社製,表面WPC処理有と無の2種類)を使用した。JIS試験等を簡略化した機能性試験として,鉛筆硬度試験,墨汁防汚試験および醤油防汚試験,鉄球落下試験,鋼球移動試験の5種類を行った。その後,デジタル顕微鏡でフローリングの断面構造の観察を行い,機能性試験の結果との関係について考察させた。
結果
生徒は機能性試験の結果と断面構造の観察により,表面塗装の有無が防汚性に関係すること,WPC処理の有無が耐傷性に影響を及ぼすことなどを理解していたと考えられた。