講演情報

[3G-01]若年者の就寝時のブラジャーに関する実態調査

〇湯浅 友香里1、鈴木 春佳1、水野 一枝1 (1. 和洋女大)
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キーワード:

ブラジャー、ナイトブラジャー、調査

【目的】大学生の就寝時のブラジャーの着用率は48.1%と報告されている(西山, 2021)。しかし、夜間就寝時のブラジャーに関する着用実態は筆者が知る限り見当たらない。本研究では就寝時のブラジャーに関する実態調査を行い、問題点を明らかにすることを目的とした。
【方法】本研究は、和洋女子大学人を対象とする研究倫理委員会による承認を得た。2022年10月にインターネットによる調査を実施した。調査対象は、関東に居住する20代の女性500名とし、有効回答数は454名(有効回答率90%)であった。調査項目は、就寝時に着用するブラジャーの種類、サイズ、着用理由、要求性能等とした。
【結果】就寝時のブラジャーの着用率は82%であり、ナイトブラ(33%)、ワイヤー有りブラジャー(25%)、ワイヤー無しブラジャー(22%)の順に着用率が高かった。就寝時のブラジャーのサイズは、Cカップ(18%)が最も多く、Dカップ以上が32%であった。着用理由では、バストの型崩れ防止、着心地が良い、肌触り、落ち着くの順に多かった。就寝時のブラジャーの要求性能では、締め付け、価格、横流れしないの順に多かった。
【結語】若年者の約80%以上が就寝時にブラジャーを着用しており、Cカップ以上のサイズが半数であることから、就寝時のバストの型崩れや横流れが関連している可能性が示唆された。
【謝辞】本研究は和洋女子大学学内奨励金により実施した。