講演情報
[3G-04]リメイク品に対する大学生のイメージ
〇辻 幸恵1 (1. 神戸学院大)
キーワード:
環境、イメージ、リメイク品、エシカル消費
目的 リメイクされた製品(リメイク品と呼ぶ)について大学生(19歳~22歳)のイメージを明らかにすることである.今回はファッション分野の小物(雑貨)を対象とした. 方法 予備調査は大学生(21歳)の男女3名ずつ6名に対してインタビューを70分間で実施した.次に本調査として調査対象は大学生(19歳~22歳)男女100名,合計200名とした.ここでは質問用紙を配布した.予備調査は2022年10月12日に、本調査は2022年11月15日と16日に実施した.なお,予備調査から得られた結果(テキストマイニング)を元に本調査の質問項目を設定した. 結果 予備調査の結果,テキストマイニングから「ゴミを減らす」「環境に良い」「エシカル」「SDGs」等のワードが抽出され,環境問題への配慮が見いだせた.また,全体的に肯定的な意見,「美しい」「工夫を感じる」などがあり65.0%はポジティブなワードが占めた.得られたワードの中から頻度が高いあるいは全員が賛成したイメージ用語を用いて20の質問項目を設定した.これを本調査で使用した.その結果,合理的な面と感性的な面との両面性が見いだせた. 考察 昨今の教育環境により学生たちは環境への配慮が必要であるというイメージを有する.一方でリサイクル品に対しての良い感情のイメージも存在していると考え,これらを好感要因と名付けた.好感要因が高い学生ほど環境に対する関心が高いことが見いだせた.