講演情報
[3K-06]令和4年度熊大附特高等部における家庭科の授業実践からみた情報活用能力
〇八幡(谷口) 彩子1 (1. 熊本大)
キーワード:
家庭科授業、特別支援学校、情報活用能力
目的 特別支援学校における効果的な家庭科の授業に関する研究を進めている.熊本大学教育学部附属特別支援学校(以下,熊大附特)では,令和2年度以降,GIGAスクール構想を先導するICTを活用した授業実践に取り組んできた.本報告では,令和4年度の同校高等部における授業実践を分析し,ICT教育の成果として身に付いた情報活用能力について考察する.
方法 令和4年度の熊大附特高等部における家庭科の授業を分析対象とする.本報告では,2023年1月に熊大附特3年生に実施された授業分析を中心に報告する.
結果(1)分析対象とした住生活の授業では,卒業後の暮らし方など将来を見据え,就職先が決まった生徒にとって,新しい生活のあり方を考えるわくわくする題材であった.(2)将来どのような家に住みたいのか,「条件」を考え,「条件」に合う住宅を,手持ちの端末を使って実際のインターネットによって検索し,物件の絞り込み,住居の外観や内装,間取り図等の比較検討による住宅の選択・決定,思考・判断のプロセスをロイロノートに記録・提出・共有・発表という学習過程がリアルな文脈として設定された.3年間の情報活用能力の育成により効果的な家庭科の学習につながったと考える.
本研究の一部は,JSPS科研費20K02366の助成を受けた.
方法 令和4年度の熊大附特高等部における家庭科の授業を分析対象とする.本報告では,2023年1月に熊大附特3年生に実施された授業分析を中心に報告する.
結果(1)分析対象とした住生活の授業では,卒業後の暮らし方など将来を見据え,就職先が決まった生徒にとって,新しい生活のあり方を考えるわくわくする題材であった.(2)将来どのような家に住みたいのか,「条件」を考え,「条件」に合う住宅を,手持ちの端末を使って実際のインターネットによって検索し,物件の絞り込み,住居の外観や内装,間取り図等の比較検討による住宅の選択・決定,思考・判断のプロセスをロイロノートに記録・提出・共有・発表という学習過程がリアルな文脈として設定された.3年間の情報活用能力の育成により効果的な家庭科の学習につながったと考える.
本研究の一部は,JSPS科研費20K02366の助成を受けた.