講演情報
[3M-1]実習における動画教材の有効性定時制高等学校家庭科での授業実践
福井 典代1、〇福井 ともこ2、速水 多佳子1 (1. 鳴門教育大学大学院学校教育研究科、2. 兵庫県立錦城高等学校)
キーワード:
調理実習、被服製作、動画教材、授業実践、定時制高等学校
目的 現在の教育現場では教科指導におけるICT活用の推進が求められている。本研究では、調理実習や被服製作において活用できる動画教材を作成し、高校生を対象に授業実践を行い、動画教材の有効性について検討した。
方法 (1)スマートフォンの動画編集アプリであるVivaVideoを活用し、被服製作 (エプロン製作/5分以内16本)と調理実習(簡単ポテトサラダ/5分以内1本)の動画を作成した。(2) 被服製作は2学年を対象、調理実習は3学年を対象として2022年度に実習を行い、作成した動画を補助資料として活用した。教員はMicrosoft Teamsに各学年のチームを作成し、そのファイル内に動画をアップロードした。生徒は所有するICT機器から個別に実習の過程を確認できるようにした。(3)実習後にアンケート調査を行い、動画教材の効果について検討した(2023年1月、2学年52名、3学年36名)。
結果 (1)実習では生徒の進度が異なるため、個々の生徒にあわせて教員が技術面のサポートをする必要がある。動画から各工程を把握させることにより、技術面で劣る生徒への対応を充実させることができた。(2) 2年生では授業中に動画を見た生徒は86.1%であり、動画について肯定的な回答が8割以上得られた。3年生では授業外に動画を見た生徒は43.5%、授業中に見た生徒は91.1%であり、動画について肯定的な回答が9割程度みられた。
方法 (1)スマートフォンの動画編集アプリであるVivaVideoを活用し、被服製作 (エプロン製作/5分以内16本)と調理実習(簡単ポテトサラダ/5分以内1本)の動画を作成した。(2) 被服製作は2学年を対象、調理実習は3学年を対象として2022年度に実習を行い、作成した動画を補助資料として活用した。教員はMicrosoft Teamsに各学年のチームを作成し、そのファイル内に動画をアップロードした。生徒は所有するICT機器から個別に実習の過程を確認できるようにした。(3)実習後にアンケート調査を行い、動画教材の効果について検討した(2023年1月、2学年52名、3学年36名)。
結果 (1)実習では生徒の進度が異なるため、個々の生徒にあわせて教員が技術面のサポートをする必要がある。動画から各工程を把握させることにより、技術面で劣る生徒への対応を充実させることができた。(2) 2年生では授業中に動画を見た生徒は86.1%であり、動画について肯定的な回答が8割以上得られた。3年生では授業外に動画を見た生徒は43.5%、授業中に見た生徒は91.1%であり、動画について肯定的な回答が9割程度みられた。