講演情報
[3M-4]家庭科における防災教育大学生の意識調査を通して
〇速水 多佳子1、濵園 萌恵1 (1. 鳴門教育大学)
キーワード:
家庭科、防災、大学生
目的 日本は自然災害の多い国であり,身を守るために備えをしたり,知識を身に付けたりすることは重要である。学校教育では,様々な教科で防災教育を行っており,生活について学ぶ家庭科においても積極的に実施する必要がある。本研究は,大学生の防災に関する意識調査を実施して,家庭科における防災教育の方向性と課題を明らかにすることを目的とした。
方法 家庭科における防災に関する学習内容を,学習指導要領と教科書から整理する。令和4年10月に大学生119名を対象として,防災に関する意識調査を実施し,その結果を分析した。調査内容は,災害のイメージ,地震に対する危機感,災害への備えの有無,防災教育の経験等である。
結果 家庭科での防災についての学習は,主に住生活分野で学ぶことになっており,食生活,衣生活分野でも一部扱われている。意識調査の結果,災害といえば地震や津波をイメージする人は約9割であった。地震に対する危機感をもっている人がほとんどであり,約8割の人が10年以内に大規模な地震が起こると考えていた。しかし,実際に災害の備えをしている人は半数程度であることがわかった。災害に対する備えをしている人としていない人を比較すると,備えをしている人の方が防災に関する知識のあることがわかった。また,学校での防災教育については,活動的で体験的な学習内容に関する記憶は残りやすいことがわかった。
方法 家庭科における防災に関する学習内容を,学習指導要領と教科書から整理する。令和4年10月に大学生119名を対象として,防災に関する意識調査を実施し,その結果を分析した。調査内容は,災害のイメージ,地震に対する危機感,災害への備えの有無,防災教育の経験等である。
結果 家庭科での防災についての学習は,主に住生活分野で学ぶことになっており,食生活,衣生活分野でも一部扱われている。意識調査の結果,災害といえば地震や津波をイメージする人は約9割であった。地震に対する危機感をもっている人がほとんどであり,約8割の人が10年以内に大規模な地震が起こると考えていた。しかし,実際に災害の備えをしている人は半数程度であることがわかった。災害に対する備えをしている人としていない人を比較すると,備えをしている人の方が防災に関する知識のあることがわかった。また,学校での防災教育については,活動的で体験的な学習内容に関する記憶は残りやすいことがわかった。