講演情報
[P-019]家庭科教員が希望する研修の検討新学習指導要領の全面実施に伴う質問紙調査より
〇長 拓実1、森山 三千江1 (1. 愛知学泉大)
キーワード:
教員研修、学習指導要領、家庭科教員
目的 2022年度を迎え、小中高等学校すべてにおいて新学習指導要領が実施されることとなった。そこで、新学習指導要領にもとづくカリキュラムで指導をしている家庭科教員が、学習指導要領改訂に基づき新たに指導すべき内容に関してどの程度困難を感じており、どのような研修を望んでいるかを明らかにすることを目的とした。
方法 愛知学泉大学で2022年8月17日に開催された、第20回家庭科教員セミナーの参加者 61名(愛知県近郊の家庭科教員)を対象に質問紙調査を行った。新たな内容の指導において困難を感じているかを2件法、またそれに関する研修をどの程度望んでいるかを4件法で回答を求めた。さらに、研修への具体的な要望について自由記述による回答を求めた。
結果 中学校家庭科教員および高等学校家庭科教員(家庭基礎)はともに「C 持続可能な 消費生活・環境」で新たに教える消費者教育全般の内容に関して困難があると感じていた。また、中学校家庭科教員は「A 人の一生と家族・家庭及び福祉」における、幼児の観察や幼児と触れ合いおよび高齢者の介護の基礎に関する体験的な活動について困難を示していた。上述した選択式回答の項目に該当する自由記述の分析結果より、金融制度に関する知識を学ぶための研修やコロナ禍における幼児や高齢者との体験的な学習の実践を紹介するような研修が求められていることが示唆された。
方法 愛知学泉大学で2022年8月17日に開催された、第20回家庭科教員セミナーの参加者 61名(愛知県近郊の家庭科教員)を対象に質問紙調査を行った。新たな内容の指導において困難を感じているかを2件法、またそれに関する研修をどの程度望んでいるかを4件法で回答を求めた。さらに、研修への具体的な要望について自由記述による回答を求めた。
結果 中学校家庭科教員および高等学校家庭科教員(家庭基礎)はともに「C 持続可能な 消費生活・環境」で新たに教える消費者教育全般の内容に関して困難があると感じていた。また、中学校家庭科教員は「A 人の一生と家族・家庭及び福祉」における、幼児の観察や幼児と触れ合いおよび高齢者の介護の基礎に関する体験的な活動について困難を示していた。上述した選択式回答の項目に該当する自由記述の分析結果より、金融制度に関する知識を学ぶための研修やコロナ禍における幼児や高齢者との体験的な学習の実践を紹介するような研修が求められていることが示唆された。