講演情報
[P-086]コロナ禍前後の食器洗いに関する意識調査と清潔習慣の新提案
〇神村 絵美1、渡邊 洋介1、神藤 宏明1、長谷川 貴通1 (1. ライオン(株))
キーワード:
食器洗い、意識調査、水垢、清潔
【目的】新型コロナウイルス感染症を経て「家食」機会が増加し、食器洗いに対する清潔・衛生意識がより一層高まってきた。そこで、コロナ禍前後での生活者の食器洗い行動と意識の変化を調査し、新しい清潔習慣に向けた解決施策の提案を試みた。
【方法】全国の生活者を対象にコロナ禍前後(2016年⇔2021年)における食器洗いに関して、インターネット調査(n=2560, 3500)を実施した。
【結果】コロナ禍前後における平日の食器洗い頻度は2.8回/日から3.0回/日と増加した一方、1日の食器洗い時間は21分/日から20分/日に短縮されており、食器洗いがより「手早く」「効率的」に行われるようになってきた。食器洗いに対する意識としては、食器に付着した水垢に対して清潔でないと感じる生活者が増えてきている。生活者は食器に残った水滴が水垢に繋がると考えており、布巾で水滴を拭きとる行動をとっているが、その行動に対して心理的・時間的な負担を感じていることがわかった。そこで、布巾で拭く手間をかけずに「食器に水滴を残さず、水垢を防止すること」ができれば、生活者により清潔な食器洗い習慣を提供できると考えた。本報告では、水垢の形成メカニズムと食器に付着する水垢を予防できる技術を見出したので、検討内容を報告する。
【方法】全国の生活者を対象にコロナ禍前後(2016年⇔2021年)における食器洗いに関して、インターネット調査(n=2560, 3500)を実施した。
【結果】コロナ禍前後における平日の食器洗い頻度は2.8回/日から3.0回/日と増加した一方、1日の食器洗い時間は21分/日から20分/日に短縮されており、食器洗いがより「手早く」「効率的」に行われるようになってきた。食器洗いに対する意識としては、食器に付着した水垢に対して清潔でないと感じる生活者が増えてきている。生活者は食器に残った水滴が水垢に繋がると考えており、布巾で水滴を拭きとる行動をとっているが、その行動に対して心理的・時間的な負担を感じていることがわかった。そこで、布巾で拭く手間をかけずに「食器に水滴を残さず、水垢を防止すること」ができれば、生活者により清潔な食器洗い習慣を提供できると考えた。本報告では、水垢の形成メカニズムと食器に付着する水垢を予防できる技術を見出したので、検討内容を報告する。