講演情報
[2F-04]生活環境中のにおいに対する居住者意識地域ごとの住まい方とにおい実態の把握
*萬羽 郁子1、光田 恵2 (1. 東京学芸大、2. 大同大学)
キーワード:
アンケート調査、臭気強度、快・不快度
【目的】においは生活環境の快適性に影響する要素の一つであるが、その地域性についてはこれまであまり把握されてこなかった。本研究では,アンケート調査を実施し,居住者の生活環境におけるにおい意識を把握するとともに,住まい方やにおい実態の地域特性を明らかにすることを目的とする。
【方法】調査会社(株式会社マイボイスコム)登録モニターを対象に,層化無作為抽出法によるWebアンケート調査を行なった。対象者は,全国を11地域に区分し,それぞれの地域で20-39歳,40-59歳,60-79歳の男女各25名,計1,650名とした。なお,調査実施時に,嗅覚の状態として「ほとんどにおいを感じない」と回答した者は除外した。調査実施は2024年2月であった。調査項目は,回答者の属性,住まいの状況,住まい方と,住宅内および周辺環境等のにおいについて(頻度,臭気強度,快・不快度)とした。
【結果】回答者の世帯構造は「親と未婚の子のみの世帯」が4割、「夫婦のみ世帯」と「単独世帯」が約2割だった。住宅形態は「戸建住宅」が6割、「集合住宅」が3割で、周辺環境は「住宅地域」が8割、「農山漁村地域」が1割だった。これらの結果や、住宅の断熱性、開放型暖房器具の使用状況などは地域によって違いがみられた。これと関連し、住宅内で感じるにおいの「暖房器具(燃料含む)からのにおい」や住宅周辺で感じるにおいはそれぞれの地域特性が反映されていた。
【方法】調査会社(株式会社マイボイスコム)登録モニターを対象に,層化無作為抽出法によるWebアンケート調査を行なった。対象者は,全国を11地域に区分し,それぞれの地域で20-39歳,40-59歳,60-79歳の男女各25名,計1,650名とした。なお,調査実施時に,嗅覚の状態として「ほとんどにおいを感じない」と回答した者は除外した。調査実施は2024年2月であった。調査項目は,回答者の属性,住まいの状況,住まい方と,住宅内および周辺環境等のにおいについて(頻度,臭気強度,快・不快度)とした。
【結果】回答者の世帯構造は「親と未婚の子のみの世帯」が4割、「夫婦のみ世帯」と「単独世帯」が約2割だった。住宅形態は「戸建住宅」が6割、「集合住宅」が3割で、周辺環境は「住宅地域」が8割、「農山漁村地域」が1割だった。これらの結果や、住宅の断熱性、開放型暖房器具の使用状況などは地域によって違いがみられた。これと関連し、住宅内で感じるにおいの「暖房器具(燃料含む)からのにおい」や住宅周辺で感じるにおいはそれぞれの地域特性が反映されていた。