講演情報
[2F-06]住生活学教育の在り方の検討
*薬袋 奈美子1 (1. 日本女子大学)
キーワード:
住生活、教科書、シラバス
【目的】建築デザイン学における住生活学の在り方の検討を行う。
【方法】住居学科等の家政学に依拠した教育を行う学科が、学びの内容を変化させている。家庭科教員養成講座における住居学の専門とする教員が減る大学があったり、住居学を教える学科が建築士の養成を意識した学科に変化している。こういった変化の概況を整理した上で、住居学の中でも類似学科である建築学科にはない学びの一つである住生活学の教育内容を確かめる。今和次郎等の先達の考える内容との違いも見出そうとするものである。シラバス、教科書を確かめることで教育内容の分類をする。また同時に、住生活という文言・キーワードを持つ教科書の記載内容を整理することで、教育内容で目指していること、また各教科書の執筆者である専門家が抱いている住生活に対する枠組みを確認する。
【結果】住生活学という文言が入るシラバス等を確かめたところ大きく2種類の傾向がある。住居の計画学としてプランニングにつながる内容を中心とするものと、生活行為から住空間を語ろうというものとがある。同様に教科書として出版されたものにも、2種類の傾向かがあるが、全体としてはプランニングの視点から記述されたものが多い。
【方法】住居学科等の家政学に依拠した教育を行う学科が、学びの内容を変化させている。家庭科教員養成講座における住居学の専門とする教員が減る大学があったり、住居学を教える学科が建築士の養成を意識した学科に変化している。こういった変化の概況を整理した上で、住居学の中でも類似学科である建築学科にはない学びの一つである住生活学の教育内容を確かめる。今和次郎等の先達の考える内容との違いも見出そうとするものである。シラバス、教科書を確かめることで教育内容の分類をする。また同時に、住生活という文言・キーワードを持つ教科書の記載内容を整理することで、教育内容で目指していること、また各教科書の執筆者である専門家が抱いている住生活に対する枠組みを確認する。
【結果】住生活学という文言が入るシラバス等を確かめたところ大きく2種類の傾向がある。住居の計画学としてプランニングにつながる内容を中心とするものと、生活行為から住空間を語ろうというものとがある。同様に教科書として出版されたものにも、2種類の傾向かがあるが、全体としてはプランニングの視点から記述されたものが多い。