講演情報
[2H-06]3D計測データを基にしたジェンダーレスな補正用具を用いたパターンの開発
山本 高美1、*伊藤 智行2、五十嵐 悠紀3、中山 雅紀1、坂元 章3 (1. 和洋女子大、2. 工房奥谷、3. お茶大)
キーワード:
3D計測、身頃原型、ジェンダーレス、補正用具、トルソー
目的 本研究は,状況や好みに応じて身体を補正用具で補正しボディメイクを求める層に対して,3D計測によって採取した人体計測データに,ゆとりを適応的に入れた,2Dパターンの開発を行うことを目的とする.本研究では,適応的なゆとりを重視して,各種体型補正用具を用いて体型を着用者の望む形に変更し,ゆとりのある身頃原型を開発する.本手法は,男女変わらずに作成できることから,ジェンダーレス, また状況や好みに応じて身体を補正用具で補正しボディメイクを求める層に対してパターンを開発することにした.
方法 着用者の人体3Dスキャンデータを基にして,左右対称の個別トルソーを作成し,3Dバーチャル空間に置く.パッド,コルセットなどの補正具3Dデータを追加して配置し,補正具データを移動,変形させて着用者が理想と考える3Dボディラインを合成する.この合成ボディラインを計測して身頃原型を作成し,補正具3Dデータから各補正具を作成する.
結果 開発した身頃原型,補正具を入れた身頃原型を縫製し,比較して試着した結果,どちらの原型もフィットしていたが,補正具を入れた身頃原型の方が高い評価を得た.作成した補正具および衣服を着用者が身に着けることで,理想とするボディラインを得ることが可能となった.今後は,ビスチェやワンピースなどの開発も行っていきたい.
方法 着用者の人体3Dスキャンデータを基にして,左右対称の個別トルソーを作成し,3Dバーチャル空間に置く.パッド,コルセットなどの補正具3Dデータを追加して配置し,補正具データを移動,変形させて着用者が理想と考える3Dボディラインを合成する.この合成ボディラインを計測して身頃原型を作成し,補正具3Dデータから各補正具を作成する.
結果 開発した身頃原型,補正具を入れた身頃原型を縫製し,比較して試着した結果,どちらの原型もフィットしていたが,補正具を入れた身頃原型の方が高い評価を得た.作成した補正具および衣服を着用者が身に着けることで,理想とするボディラインを得ることが可能となった.今後は,ビスチェやワンピースなどの開発も行っていきたい.