講演情報
[2I-09]貧困家庭の子どもへの学習支援の実践モデル図とチェック表の提示による支援者の意識の変化子どもの意見を聞く関わりに着目して
*三沢 徳枝1 (1. つくば国際短大)
キーワード:
学習支援、実践モデル、子どもの権利
目的 貧困家庭の子どもへの学習支援事業を行う支援者に実践モデル図と支援のチェック表を提示し支援者の意識の変化を明かにする。
方法 実践モデル図と支援のチェック表は,事前に支援者と子どもへの調査を行い,その結果から作成している。実践モデル図とチェック表を提示する前と後で支援者の意識の変化を質問紙調査で比較する。
結果 実践モデル図とチェック表を提示する前より後で「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」について,「当てはまる」の回答が多くなった。学習支援に参加してからの子どもと保護者に対する評価を比較したところ,「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」を「当てはまる」と回答したグループとそれ以外のグループで,「子どもは自分の気持ちが言える」で差があった。「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」支援者グループは「子どもは自分の気持ちが言える」が高くなった。また「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」グループの支援者の子どもへの関わりについては,子どもとコミュニケーションをとり,参加者同士の一体感を醸成し,良い体験を得られる機会をつくり出し,支援者自らの経験を子どもに語りかけをする。子どもが主体的に行動することや将来設計ができるようにする慟きかけが多いことが分かった。
方法 実践モデル図と支援のチェック表は,事前に支援者と子どもへの調査を行い,その結果から作成している。実践モデル図とチェック表を提示する前と後で支援者の意識の変化を質問紙調査で比較する。
結果 実践モデル図とチェック表を提示する前より後で「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」について,「当てはまる」の回答が多くなった。学習支援に参加してからの子どもと保護者に対する評価を比較したところ,「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」を「当てはまる」と回答したグループとそれ以外のグループで,「子どもは自分の気持ちが言える」で差があった。「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」支援者グループは「子どもは自分の気持ちが言える」が高くなった。また「子どもの意見や都合を聞き取り入れる」グループの支援者の子どもへの関わりについては,子どもとコミュニケーションをとり,参加者同士の一体感を醸成し,良い体験を得られる機会をつくり出し,支援者自らの経験を子どもに語りかけをする。子どもが主体的に行動することや将来設計ができるようにする慟きかけが多いことが分かった。