講演情報
[3D-03]「災害時における子どもの食の保障」に関する大学生の意識についての一考察
*吉岡 良江1 (1. 関西福祉科学大学)
キーワード:
防災、子どもの食、大学生
目的 本研究は、保育士養成課程に在籍する大学生の「災害時における子どもの食の保障」に係る意識を明らかにするともに、その充実に向けた今後の指導に係る課題を得ることを目的とした。
方法 2025年1月、「子どもの食と栄養」を受講する大学3年生25名、大学4年生1名を対象に、災害時を想定した炊き出しの実態を、体験を交えながら紹介するとともに、一連の学修の総括として、「災害時における子どもの食の保障」に関するワークシートを用いて、個々のこれまでの学習経験と、災害時における子どもの食を保障するための考えを問うた。具体的には、「災害時における子どもの食を保障するために今後最も重要であると思われる取組内容とその理由」、「自身の防災に係る学習経験」等についてである。
結果 過去の防災に関する学習経験は、小中高等学校等で実施した避難訓練を挙げるものが最も多く、次いでその具体として施設の見学、非常食の説明・調理・試食等が挙げられた。また、今後取り組む必要がある最も重要なこととしては、絵本を用いての非常時の食に関する子どもへの指導や子ども自らの防災意識向上をめざした防災リュックづくり、指導する立場としての防災食を整えるための知識と技術の習得、保護者への情報提供、防災食の日常的な活用等多様な意見が記述された。
方法 2025年1月、「子どもの食と栄養」を受講する大学3年生25名、大学4年生1名を対象に、災害時を想定した炊き出しの実態を、体験を交えながら紹介するとともに、一連の学修の総括として、「災害時における子どもの食の保障」に関するワークシートを用いて、個々のこれまでの学習経験と、災害時における子どもの食を保障するための考えを問うた。具体的には、「災害時における子どもの食を保障するために今後最も重要であると思われる取組内容とその理由」、「自身の防災に係る学習経験」等についてである。
結果 過去の防災に関する学習経験は、小中高等学校等で実施した避難訓練を挙げるものが最も多く、次いでその具体として施設の見学、非常食の説明・調理・試食等が挙げられた。また、今後取り組む必要がある最も重要なこととしては、絵本を用いての非常時の食に関する子どもへの指導や子ども自らの防災意識向上をめざした防災リュックづくり、指導する立場としての防災食を整えるための知識と技術の習得、保護者への情報提供、防災食の日常的な活用等多様な意見が記述された。