講演情報
[3D-09]中学校家庭科における作り帯と盆踊りを取り入れた浴衣着装体験授業の提案
*柴田 優子1、牧野 晃子2、長島 未玖1、弓削田 綾乃1 (1. 和洋女大、2. ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校)
キーワード:
浴衣着装体験、作り帯、盆踊り
目的 中学校家庭科における浴衣の着装体験は着物文化の継承意欲を高め、文化への興味関心を喚起させる効果がある一方で、着衣の難しさや浴衣の動作性にマイナスイメージを持つことがある。限られた授業時間の中で、生徒が着衣技術を習得することは難しく、着衣ができない、または着衣ができても「難しい」「苦手」と感じることで嫌いになることもある。そこで作り帯を活用し着衣を簡易かつ短時間にした上で、着装した状態でアクティビティを取り入れた授業を提案することとした。
方法 中学校家庭科教員へ和服の着装体験実施についての実態および意識を調査した。次に、作り帯を使い、さらに着衣方法の動画を活用することによる着衣時間の短縮とその効果について、中学校における授業実践により検証した。また、着衣時間短縮によりできた時間に行う新たなアクティビティとして盆踊りを取り入れることを提案し、その効果について中学校における授業実践により検証した。
結果 作り帯と動画を用いたグループ学習は、生徒が苦手意識を持たずに生徒自身で着衣することを可能にすることがわかった。さらに、着衣時間が短くなったことで、着装をした状態で盆踊りをするなどのアクティビティの時間を確保することができ、和服に対して好印象を持たせること、より深く和服文化に触れる体験や教科横断型学習に繋げられることがわかった。
方法 中学校家庭科教員へ和服の着装体験実施についての実態および意識を調査した。次に、作り帯を使い、さらに着衣方法の動画を活用することによる着衣時間の短縮とその効果について、中学校における授業実践により検証した。また、着衣時間短縮によりできた時間に行う新たなアクティビティとして盆踊りを取り入れることを提案し、その効果について中学校における授業実践により検証した。
結果 作り帯と動画を用いたグループ学習は、生徒が苦手意識を持たずに生徒自身で着衣することを可能にすることがわかった。さらに、着衣時間が短くなったことで、着装をした状態で盆踊りをするなどのアクティビティの時間を確保することができ、和服に対して好印象を持たせること、より深く和服文化に触れる体験や教科横断型学習に繋げられることがわかった。