講演情報
[健康福祉-SA-1]フレイルにおける社会的側面
*桜井 良太1 (1. 東京都健康長寿医療センター研究所)
<演者略歴>
首都大学東京(現東京都立大学)人間健康科学研究科修了後、早稲田大学スポーツ科学学術院、カナダ・ウエスタンオンタリオ大学研究員を経て2017年より現職。
首都大学東京(現東京都立大学)人間健康科学研究科修了後、早稲田大学スポーツ科学学術院、カナダ・ウエスタンオンタリオ大学研究員を経て2017年より現職。
加齢に伴うフレイルとは、生理的な予備能力が低下し、心身に問題が起きた際の抵抗力が低くなる状態を示している。従来、フレイルは主に身体的脆弱性の特徴(Frailty phenotype)や、広範な健康障害の蓄積(Deficit accumulation frailty)に基づき評価されてきた。その後の研究や世界保健機関(WHO)の提言により、個々の機能低下に着目するのではなく、包括的な視点でフレイルを捉えることの重要性が認識されるようになってきている。このような背景から、社会的な健康リスク要因とフレイルの関連についても着目されてきているが、そこには問題も含んでいる。本シンポジウムでは関連する知見の紹介から、体育分野でのフレイル対策を社会的側面から考えていく。
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