講演情報

[08測-ポ-04]幼児における子どもロコモ判定と跳躍距離及び平均台歩行時間の関係

*浮田 咲子1、出村 慎一2、佐藤 敏郎3、青木 宏樹4 (1. 関東学院大学 教育学部、2. 金沢大学大学院自然科学研究科 、3. 新潟医療福祉大学、4. 福井工業高等専門学校)
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【背景】子どもの運動器機能不全(ロコモーティブシンドローム(ロコモ))の兆候を捉えるために子どもロコモ判定(ロコモの疑いの有無)が利用されることがある。しかし、子どもロコモ判定と運動パフォーマンスの関係はこれまで詳細に検討されていない。【目的】幼児を対象に、子どもロコモ判定と跳躍距離及び平均台歩行時間の関係を検討する。【方法】対象者は健康な幼児49名(男児24名、女児25名)であった。ロコモ判定のため、対象者に肩拳上、片足5秒立ち、体前屈、及びしゃがみ込みの4項目からなるロコモ度テストを実施し、それぞれ成就有無を確認し、その後、立ち幅跳び距離と平均台歩行時間を測定した。ロコモ度テストの4項目とも成就可能な場合、ロコモ疑い無し(無)群(25名)、1項目でも成就不可能な場合、ロコモの疑いが有り (有)群(24名)と判定した。【結果】対応のないt検定の結果、両群の平均値間に、立ち幅跳び距離は有意差が認められなかったが、平均台歩行時間は有意差が認められ、無群が有群より短かった。ロコモ無群は有群に比べ、立ち幅跳には差がないが平均台歩行は優れると判断される。【結論】子どもロコモ判定によるロコモ疑いの無い群は有り群より平均台歩行時間が短い。

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