講演情報

[08測-ポ-15]ストレートのタイプからみた投手へのアプローチ評価

*大野 貴弘2、山田 健二2、竹島 弘晃1、須藤 明治3 (1. 株式会社Noble Action、2. 国士舘大学体育学部体育研究所、3. 国士舘大学体育学部)
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近年、野球において、ホークアイやラプソードなどのトラッキングシステムを用いた機器の導入によって、ピッチング技術が大きく向上してきている。ピッチングにおいてフォームの違いなどにより、速球いわゆるストレートの球速や回転数、回転軸は大きく異なってくる。また、ストレートと言っても握りやリリースの角度などによっても、シュート系やスライダー系などの回転軸が異なる個人差も大きい球種であり、その球質により変化球の得意不得意などにも影響してくると考えられる。本研究では、ラプソードを用いて、ストレートの縦と横の変化量から球質を評価する方法について、先行研究を参考に実際に選手へフィードバックを行った事例について発表する。ストレートの変化量において、伸び系や標準系、垂れ系など9タイプに分類される中、本発表では各タイプの特徴的な選手を抽出し解説する。タイプの分類について投手にヒアリングをしながら継続的に評価することで、縦の変化量が37cm以下、38~46cm、47cm以上の3タイプ、横の変化量が14cm以下、15~25cm、26cm以上の3タイプ、縦と横の組み合わせで9タイプとして分類する。各タイプにおける禿頭的な選手の抽出には、高校野球選手の投手を対象に、各選手にストレートを含む持ち球を各5球投球し、球速や回転数、変化量などを参考に、総合的に評価を行った。投球後にストレートや変化球についての回転軸や投げやすさなどについてヒアリングを行った。タイプの解説、評価方法、選手へのフィードバックの効果等について、発表の際に解説する。

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