講演情報
[09コ-ポ-01]高校陸上競技部における選手選考の現状と課題
*深見 英一郎1、岡田 悠佑2 (1. 早稲田大学、2. 明治学院大学)
スポーツ選手にとってオリンピック・パラリンピックは最高の舞台であり,この舞台への出場権を得た者は多くの名誉や賞賛が与えられる一方で,落選した者はそれらを手にすることができない。選手にとってそれは天国と地獄ほどの差を生む残酷なイベントである。また,代表選手に選ばれることは単に大会に出場できるだけでなく選手のそれまでの壮絶な努力が報われる時であり,それは選手並びに選手を取り巻くすべての関係者のその後の人生にも多大な影響を及ぼす。日本陸上競技連盟は、オリンピック代表選手を選考する際、まず強化委員会で選考原案を作成し、それを基に関係者だけでなく外部有識者を加えたメンバーで構成した選考委員会で選考案を策定し、それを理事会で承認するというプロセスを設けている。このような選考過程は、選考の公平性、透明性を担保するための仕組みであり、何より選外となった選手とその関係者が選考手続きに疑念を抱くことなく選考結果に納得してもらうための仕組みを整えている(麻場・平野, 2019)。
本研究では、高校陸上競技部の指導者を対象に自校の選手選考方法についての調査を実施することで、高校陸上競技部における選手選考の現状と課題を明らかにしたい。トップレベルの競技スポーツとは異なり、教育活動の一環として営まれる運動部活動における選手選考は、単に記録を持つ選手、勝てる選手という基準だけで選手を選考していないのではないだろうか。また、選手選考に対する考え方は、指導者や部員、保護者等の立場やチーム状況等によって様々に異なることが予想される。たとえば、大会で勝利することを最優先すれば選手の競技力が最も重視されるが、教育面を考慮すれば人間的にも他の生徒の模範となる選手が望ましい。果たして、高校陸上競技部において実際にはどのような選手選考が行われているのか、指導者が考える選手選考の現状と課題について明らかにする。
本研究では、高校陸上競技部の指導者を対象に自校の選手選考方法についての調査を実施することで、高校陸上競技部における選手選考の現状と課題を明らかにしたい。トップレベルの競技スポーツとは異なり、教育活動の一環として営まれる運動部活動における選手選考は、単に記録を持つ選手、勝てる選手という基準だけで選手を選考していないのではないだろうか。また、選手選考に対する考え方は、指導者や部員、保護者等の立場やチーム状況等によって様々に異なることが予想される。たとえば、大会で勝利することを最優先すれば選手の競技力が最も重視されるが、教育面を考慮すれば人間的にも他の生徒の模範となる選手が望ましい。果たして、高校陸上競技部において実際にはどのような選手選考が行われているのか、指導者が考える選手選考の現状と課題について明らかにする。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
