講演情報

[09コ-ポ-45]バレーボールの自チームの攻撃時助走経路が相手ブロックに与える影響

*宮内 健嗣1、串阪 達哉1、宮地 弘太朗1 (1. 大阪体育大学)
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<背景・目的>バレーボールは昨今、攻撃の面で大きく発展しており、高速化複雑化が進んでいる(根本ら,2004)。それに対応するようにブロックの技術も進歩しており、アタックとブロックの間で駆け引きが行われている。その駆け引きの中で、攻撃側が選択するものの一つにコンビネーション攻撃がある。コンビネーション攻撃の重要性については過去にも数多く語られてきた(吉田ら,2018、松井ら,2008)が、その多くは攻撃種類の組み合わせに関するものであった。しかし、ブロッカーは相手アタッカーの事前の動きからも情報を得ており、攻撃の予測を行っている(五十嵐ら,2018)。つまり助走のスタート位置や方向がブロックへ影響を与えるのではないかと考える。また、それを分析することで相手ブロックを惑わす可能性が高いコンビネーション攻撃を見つけ出し、現場で活用できる知見となるのではないかと考える。本研究では、攻撃時のコンビネーションパターンに加え、助走経路について調査を行い、相手ブロッカーの反応を比較することでより効果的なコンビネーション攻撃を調査することを目的とした。  <方法> 対象試合:RIGAVILCUP2025年度 春季リーグ戦 8チーム 28試合 101セット(2025年4月12日-5月4日)とした。 分析項目及び分析方法:対象試技:サーブレシーブが成功した一本目のアタック局面分析項目:助走経路(5パターン)・コンビ種類(速攻5パターン、サイド5パターン)・セッター位置・ブロック参加人数・攻撃パターン(5パターン)の5項目分析方法:ビデオカメラ(Panasonic社製)を用いて後方より試合映像を撮影し、後日映像を閲覧しながら、各試技を自作の記録用紙に記録し、試技の各項目に対する評価を行った。統計処理:2群間をカイニ乗検定を用い有意水準は5%とした <結果・考察>  当日発表する

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