講演情報

[11教-ポ-18]体育授業におけるペア・グループ編成に伴う学習者の抵抗感の実態と要因(第2報)

*大坪 俊矢1 (1. 崇城大学)
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グループ学習の形態をとる体育授業において、グループ編成は授業の成否や学習成果に影響を及ぼす重要な要素である。また、体育授業では、いじめが多く発生していた場面は「グループを作る時」であったことが報告されており、体育嫌いを減らすためにはグループ編成のあり方を検討する必要があることも指摘されている。このような背景から、グループの作り方に着目した研究の必要性はこれまでにも指摘されてきた。しかし、現在でもグループ編成に関する研究の蓄積は乏しく、特に学習者を対象とした報告は少ないことが現状である。本研究では、体育の学習者がペア・グループ作りの場面で抱く不安や緊張を「ペア・グループ作りに対する『抵抗感』」と定義し、学習者が抵抗感を抱く状況の実態を明らかにすることを目的としてアンケート調査を行った。第1報では、学習者が直接関与しない編成方法が学習者の抵抗感を軽減できる可能性があることを報告した。第2報である本報告では、抵抗感を抱いた理由、過去に嫌悪感を覚えた編成方法など、学習者が抵抗感を抱く要因について報告する。

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