セッション詳細

合同シンポジウム/社会と対峙する学校体育への学際的アプローチ―保健体育教師に求められる新たな力量形成―

2026年8月31日(月) 13:50 〜 15:10
札幌コンベンションセンター大ホールAB(1F)
コーディネーター:山本 理人(北海道教育大学岩見沢校)、石坂 友司(奈良女子大学)、林田 敏裕(東京学芸大学)
本合同シンポジウムでは、体育社会学・体育科教育学・体育経営管理の三領域を横断し、「社会と対峙する学校体育への学際的アプローチ〜保健体育教師に求められる新たな力量形成〜」をテーマとして議論を深める。
 近年、学校体育を取り巻く環境は大きく変化している。少子化や人口減少、共生社会の進展、ウェルビーイングへの関心の高まりに加え、部活動の地域展開や体験格差の拡大など、従来の学校体育の枠組みでは十分に対応しきれない課題が顕在化している。特に、子どもの運動・スポーツ経験の格差は、体力や健康のみならず、自己肯定感や社会性の形成にも影響を及ぼしており、学校体育が果たす役割はますます重要となっている。
 こうした社会変化の中で、保健体育教師には新たな力量が求められる。従来のように運動技能や知識を教える専門家にとどまらず、多様な子どもを包摂し、一人ひとりの学びと成長を支える教育者としての役割が重視される。次期学習指導要領を見据えれば、柔軟な教育課程の編成や教科横断的なカリキュラム・マネジメントを実践し、健康・安全・共生といった幅広い価値を育む視点が不可欠である。また、地域や多職種との連携を進めるマネジメント力も重要となる。
 さらに、その力量形成を支える制度的基盤も見直しが必要である。教員養成においては、知識・技能中心の育成から、多様な背景を持つ子どもへの理解、教育格差への感度、協働的実践力を育む方向への転換が求められる。加えて、中教審による教育職員免許法施行規則第66条の6の見直し議論や、一般教養科目としての体育の再検討は、保健体育教師の専門性の再定義とも深く関わる。採用・研修においても、現場で学び続ける教師を支える仕組みづくりが重要である。
 本シンポジウムでは、これらの課題を三領域の視点から総合的に捉え、社会と対峙しながら学校体育を創造していく保健体育教師の新たな教師像と、その力量形成のあり方を探究する。

[合同-S-1]学校体育を取り巻く社会の変化と子どもの身体

*有山 篤利1 (1. 神戸親和大学)
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[合同-S-2]体育科授業研究を通した教師のエージェンシーと力量形成

*鈴木 聡1 (1. 東京学芸大学)
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[合同-S-3]保健体育教師の発達を支援するコミュニティとガバナンス

*朝倉 雅史1 (1. 筑波大学)
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