セッション詳細

[PD-26]パネルディスカッション 26 病院への質マネジメント導入・推進による効果とは何か?-導入事例からその効果と課題を探る-

2025年11月9日(日) 10:10 〜 11:40
第4会場
座長:田中 宏明(清水建設株式会社), 金子 雅明(東海大学情報通信学部情報通信学科)
医療におけるQMS (Quality Management System) の確立をめざし、医療機関と工学系研究者が参画するQMS-H研究会を2007年から継続している。QMS-H研究会では、各医療機関に合ったQMSモデルを開発するとともに、それぞれの機関に効果的に導入・推進するための方法論を開発している。
医療界でQMSの認知度は広がりつつあるが、全国の医療機関でQMSを導入し、運用することが当たり前の状況には至っていない。これは、QMSが個別の部署・職種だけでなく組織全体の活動である点でハードルが高いとみなされるためとみられる。そこで、より広く普及するには、実例に基づいて、QMSの導入効果をわかりやすく提示していくことが重要である。
そこで、長いところで10年以上QMSに取り組んできた8病院について、当初の導入目的、問題意識とそれを解決するためのQMS活動、これまでに得られた成果とその課題を明らかにし、QMS導入による効果の指標化を試みる。また、より高い効果を得るための工夫と課題も明らかにする。

[PD-26-1]病院への質マネジメントシステム(QMS)とその導入・推進

金子 雅明 (東海大学情報通信学部情報通信学科)

[PD-26-2]QMS導入・推進に関する評価指標の導出について

下野 僚子 (早稲田大学 理工学術院)

[PD-26-3]埼玉病院における方針管理の導入とその効果

細田 泰雄 (独立行政法人国立病院機構埼玉病院)

[PD-26-4]医療現場におけるQMS導入の効果検証:慢性期病院の取り組み

進藤 晃 (医療法人財団 利定会 大久野病院 理事長)