企画セッション1
企画セッション1
2026年8月27日(木) 10:00 〜 11:30大講堂(共用講堂 1階)
聴講には研究発表会の参加登録が必要です
復興再生利用および県外最終処分のシナリオ ~何を重視して未来を選ぶか~
除去土壌等の復興再生利用と2045年までの県外最終処分は、技術的課題にとどまらず、制度設計、地域への便益と損失、社会受容、地域間の公平性、将来世代への責任など、多様な観点が交差する複雑な社会的課題である。そのため、この課題には一つの正解があるわけではなく、何を重視するかによって描かれる「未来ビジョン」は異なる。
本企画セッションでは、本研究発表会の開催キーワードである「未来ビジョン」を軸に、復興再生利用と県外最終処分について、社会経済的視点を含めた複数の選択肢(シナリオ)や、その評価に関わる論点を提示する。行政、国内外の合意形成をめぐる論点、長年本課題に向き合ってきた研究者の経験や認識など、多様な視点から話題提供を行い、将来像を考えるうえでの重視すべき価値や評価軸を共有する。
後半のパネルセッションでは、行政実務者、研究者、高校生など多様な立場の参加者が、それぞれの視点から議論を行う。あわせて、リアルタイムアンケートを通じて参加者一人ひとりの考えを可視化し、その違いや共通点を共有する。本企画セッションでは、特定の結論を導くことを目的とするのではなく、多様な価値観や論点を可視化し、専門分野や立場の違いを超えて議論することで、参加者自身が本課題について広い視野から考える契機となることを目指す。
なお、本企画は、環境総合推進費「県外最終処分・再生利用のシナリオ及び候補地選定プロセスに関する社会受容性の評価および深化に関する研究」のサブテーマ4「シナリオプランニングと多基準分析に基づく社会・経済的影響の要因抽出と緩和策検討」のメンバーが企画・運営を行い、次世代を含む幅広い参加者との対話を通じて将来像を描く試みでもある。
開催日時:8月27日(木)、10:00~11:30
会 場:大講堂(共用講堂1階)
1.講演(タイトルはいずれも仮称)
①基調講演
復興再生利用と県外最終処分を取り巻く現状と将来像」
環境省 環境再生グループ(環境再生・資源循環局)復興再生利用・最終処分戦略担当参事官室 復興再生利用・最終処分戦略推進官 泉 知行
②学術講演
「公共的意思決定における評価軸と計画検討プロセス-技術的合理性・地域地・民主的正当性の接続」
東北工業大学 工学部 都市工学課程 准教授 泊 尚志
③学術講演
「国内外の立地選定・合意形成プロセスから考える県外最終処分および復興再生利用に関わるシナリオ評価-評価軸とトレードオフの整理-」
国立環境研究所 資源循環領域 研究員 三成 映理子
④学術講演
「本課題に長期に向き合ってきた専門家の知見から考える未来を描くための視点」
産業技術総合研究所 ネイチャーポジティブ技術実装研究センター 主任研究員 高田 モモ
2.パネルディスカッション
モデレーター:産総研 高田モモ、国環研 三成映理子
パネリストは研究者・学生・行政など、立場や世代の異なるメンバーで構成予定
3.総括コメント
東京大学 名誉教授 森口 祐一
産業技術総合研究所 ネイチャーポジティブ技術実装研究センター 副センター長 保高 徹生
