セッション詳細
[3AS-03]【J】攪乱RNA-生体を負に制御するRNAの生理とその適応機構
2025年12月5日(金) 9:00 〜 11:00
第3会場(パシフィコ横浜 会議センター 3F「302」)
オーガナイザー:河原 行郎(大阪大学), 小林(石原) 美栄(慶應義塾大学)
ウイルス由来の外来性RNA、自己由来にも関わらず免疫を惹起する内因性RNAなど、RNAそのものが生体の恒常性を負に制御する例が明らかになってきた。ではそれらRNAは具体的にどのように生体に悪影響を及ぼすのか?また、生体はそれらをどう認識し対抗し、時に生存に有利になるよう利用しているのか?本シンポジウムでは生命システムを「攪乱する」RNAの知見を情報科学・進化学・免疫学・神経科学など、分野横断的にまとめ、その生理的影響と適応機構について議論する。
[3AS-03-02]オープンデータを活用した撹乱RNAの網羅的探索と性質予測
○川崎 純菜1,2,4、伊東 潤平3、浜田 道昭4、鈴木 忠樹1,2 (1. 千葉大・院医・感染病態、2. 感染研・感染病理、3. 東大医科研・システムウイルス学、4. 早稲田大・院理)
[3AS-03-03(3P-793)]大規模RNA-Seqデータを用いた宿主免疫応答の定量に基づくウイルス感染の検出
○西村 瑠佳1、海野 博亮1、川崎 純菜2,3、伊東 潤平1、佐藤 佳1 (1. 東大医科研、2. 千葉大、3. 感染研)
[3AS-03-04(3P-620)]初期胚発生におけるリソソームを介したRNA分解の機能
○牧野 支保1、大隅 良典2、深谷 雄志1,3 (1. 東京大学・定量生命科学研究所、2. 東京科学大学・細胞制御工学研究センター、3. 東京大学大学院・総合文化研究科)
[3AS-03-07(3P-788)]ウイルスゲノムRNAの非コード領域によって制御される神経細胞指向性の研究
○小林 郷介1、西澤 朋葉1、宇梶 麻紗子1、小池 智1 (1. 東京都医学総合研究所)
[3AS-03-09]攪乱RNAのCo-opt化を支える因子REFEEの同定と初期胚発生における役割
○小林(石原) 美栄1,2、坂下 陽彦2,3、郭 又嘉2、石津 大嗣6,2、蓮輪 英毅4、小迫 英尊5、村野 健作2、塩見 春彦6,2 (1. 東大・新世代感染症センター、2. 慶應大・医・分子生物学教室、3. 理研・BRC、4. 慶應大・医・動物実験センター、5. 徳島大・藤井節郎記念医科学センター、6. 千葉大・次世代in vivo研究探索センター)
