セッション詳細
[JS10☆]文科省科研費学術変革領域研究(B)「細胞から環境水へと繋ぐスケール横断分析」
2026年3月28日(土) 13:10 〜 15:05
第18会場 (A202 第3学舎1号館 A棟 [2F])
オーガナイザー:東海林 敦 (東京薬大)、南 豪 (東大生研)、金 秀炫 (東大生研)、福場 辰洋 (海洋研)
日本薬学会,日本分析化学会 共催
薬学は本来、生命の質を高める医薬品の創製を使命として発展してきた。その成果として、多くの疾患が克服され、人々の健康寿命の延伸に大きく貢献してきた。一方、医薬品の使用量の増加や新規化合物の多様化に伴い、それらが環境中に放出される機会も増えている。こうした医薬品やその代謝物が環境中でどのように残存し、生態および生体系にどのような影響を及ぼすのかが近年注目されており、その実態はまだ十分に解明されていない。事実、持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「海の豊かさを守ろう」に示されるように、水環境の保全に向けた具体的な取り組みとその実現が国際的に求められている。本課題に対する具体的な解決策を導き出すためには、水環境中の「どこに」「なにが」存在・蓄積し、それが生態系に「どのような」影響を与えるのかを網羅的に調査するための計測技術が欠かせない。我々は、水環境中に存在する標的種が生態および生体系に与える影響を明らかにすることを目的とし、分子サイズのレセプタを実装した化学センサを用いて、細胞レベルから海洋スケールに至るまでの階層的かつ網羅的な分析を行う「スケール横断分析」を提案している。この実現には、化学、環境科学、薬学、分析化学など多様な分野が連携し、学際的に課題解決を図ることが不可欠である。そこで、他学会で精力的に活動している研究者等の講演を通じて、分野横断的な議論の場を設けた。
オーガナイザー挨拶 ~スケール横断分析とは~
南 豪(東大生研)
[JS10-1]超分子化学センサによる医薬品検出
○南 豪1 (1. 東大生研)
[JS10-2]自己集合に基づくケモセンサの創製と多成分分析への応用
○佐々木 由比1 (1. 東大先端研)
[JS10-3]超分子材料からなるスキャホールドを用いた生体応用評価
○帯刀 陽子1 (1. 東京農工大院工)
[JS10-4]oil上に形成したコラーゲンゲル層を細胞接着足場とするgut-on-a-chip開発
○栗生 識1 (1. 東大生研)
[JS10-5]オンサイト分析を指向した測定技術・デバイスの開発
○森岡 和大1 (1. 東京薬大薬)
[JS10-6]実環境(河川・海洋)に向けたスケール横断分析への取り組み
○野口 拓郎1、岡村 慶1、八田 万有美1、福場 辰洋2 (1. 高知大農林海洋、2. 海洋研)
[JS10-7]バイオセンシング技術を基軸とする細胞応答評価システムの構築
○東海林 敦1 (1. 東京薬大薬)
