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[11教-ポ-28]技能段階に応じた教師のフィードバックが学習者の受けとめ方に及ぼす影響についてハードル走における技能成果との関連に着目して

*Ai Kamikubo1, Kousuke Godai2, Maho Kakimoto3, Tomoki Nakashima4 (1. Biwako Seikei Sports College, 2. Kyushu Sangyo University, 3. Graduate School of Kagoshima University, 4. Kagoshima University)
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【背景】体育授業における教師のフィードバック(以下,FB)は、学習成果を向上させる重要な教授行動として位置付けられている。中でも具体的な内容を伴う矯正的FBの提示は、学習者に有効な助言として受けとめられ、学習成果にも寄与することが報告されている(深見・高橋,2003)。一方、FBの受けとめかたは学習者の多様な状況によって異なることが予想されるが、それらを考慮した研究は十分ではない。【目的】ハードル走を対象に学習者の技能段階に着目し、技能段階によるFBの受けとめかたの差異及び技能成果との関連について検討した。【方法】大学生を対象に全4回(1回:90分)のハードル走の授業を実施した。観察的動作評価法を用いて動作を分類し技能段階の前時比から技能成果を算出した。毎授業後に半構造化インタビューを実施し、逐語録を作成した後、カテゴリー分析を行った。【結果】技能段階に関わらず、次の具体的な行動目標を与えた動作の修正に関する内容が最も役立ったFBとして認知されていた。一方、技能段階が高くなるにつれて、学習者が運動中に意識した内容と役立ったFBに一致した傾向がみられ、これらの傾向は技能成果がみられた時間帯とも対応していた。難しかった・分からなかったFBは、「FBを理解できても体現できない」という学習者側の身体操作に関する難しさと、「説明が抽象的」という教師側の発話内容に対する難しさに大別された。これらを背景に、さらに求めるFBとして、教師の発話内容を補完する運動中の映像や模範演示などの視覚的情報の提示、及び運動感覚を教師と学習者で言語化・共有した上での動作修正が求められていた。【結論】具体的な行動目標を与えた動作の修正は技能段階に関わらず役立ったと受けとめられやすいが、学習者がFBを身体操作へと接続する過程では、視覚的情報の提示や運動感覚の言語化を伴うFBが重要であることが示唆された。

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