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[P009A [発表前半]]Toward the estimation of reservoir parameters using elastic full waveform inversion method

○Risa Horie1, Eiichi Fukuyama1 (1. Kyoto University)

Keywords:

poroelastic media,Biot theory,wavefield simulation,reservoir qualification

地下貯留層は流体を含む多孔質弾性体として存在し、石油・天然ガス開発やCO₂地中貯留において重要な役割を担う。本研究では、多孔質弾性体中を伝播する波動の全波形逆解析により貯留槽中の流体物性やその間隙率が推定可能かどうかの検討を、実験室スケールのモデルを対象として検討した。実験室モデルは、均質なアクリル媒質中に厚さ10 mmの貯留層を設けたモデルに対し、入力周波数100 kHzの弾性波入力を想定している。多孔質弾性体中の波動伝播の計算はSPECFEM2Dを用いた。われわれのこれまでの研究により、流体物性を既知とした場合には間隙率を良好に推定できる一方、誤った流体物性を仮定すると正しい間隙率を推定できないことを確認している。そこで本研究では、間隙率と流体特性(水・油・ガス)を同時に推定可能かどうかについて検討した。その結果、ガス飽和条件では比較的良好な推定結果が得られた一方、水飽和条件では油飽和モデルとの識別が困難であることが確認された。流体種によって識別性が異なり、事前情報をうまく取り入れた全波形逆解析を行い貯留層特性を推定することが重要であることがわかった。