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[P059C [発表前半]]Role of Microorganisms Derived from Tamagawa Hot Spring in Saltwater Bioleaching of Chalcopyrite and Pyrite
○Wataru Maruta1, Keishi Oyama1, Naoko Okibe1 (1. kyushu university)
Keywords:
Cl-rich highly acidic hot spring,Chalcopyrite,Pyrite,Salt-tolerant acidophiles,Saltwater bioleaching
世界的な淡水不足に伴い鉱物処理プロセスでの海水利用が検討される一方、多くの好酸性微生物は塩耐性を有さないため、海水バイオリーチング技術の開発は限定的である。本研究では、玉川温泉由来の堆積物から耐塩性・超好酸性微生物群集を集積し、黄鉄鉱および黄銅鉱の塩水バイオリーチングへの適用可能性を評価するとともに、その作用機構を検討した。黄鉄鉱のみの塩水バイオリーチング試験では、塩濃度の上昇に伴い鉄溶出量および酸化還元電位が低下し、塩化物イオンが微生物の鉄酸化活性を阻害する可能性が示唆された。一方、菌叢解析では細菌SulfobacillusよりもアーキアFerroplasmaが優勢であり、後者が塩水バイオリーチング活性の維持に寄与している可能性が示された。さらに、黄鉄鉱・黄銅鉱混合試料を用いた塩水バイオリーチング試験では、無菌化学リーチング条件と比較して銅浸出率が10%以上向上した。この結果は、塩化物イオンによる黄銅鉱の化学的浸出に加え、微生物による黄鉄鉱の酸化反応が酸性条件および高酸化還元電位の維持に寄与することで、黄銅鉱からの銅浸出が促進されることを示唆している。
